代表者メッセージ


私は中央大学商学部卒業後、株式会社スピッククリエイトに入社しました。営業部に配属され、出版用紙、印刷用紙を大手印刷会社や出版社へ提案営業を行っておりました。得意先も順調に増え、順風満帆の会社員生活でしたが、思わぬ転換点がありました。

 

 父が経営していた会社が不況のあおりを受けて業績不振に陥ってしまったのです。業界知識も無い私でしたが長年父についてきてくれた社員の方々に「是非に」と請われて代表になりました。しかし、バブル崩壊後、建築土木の仕事は減る一方、負債は増える一方でした。昼は仕事を求めて営業に回り、夜は金策に走る毎日でした。このままでは親子ともども倒れてしまうというところまで追い詰められました。

 

そこで私は開き直りました。「このまま会社を続けていても十中八九倒産する。だったら一か八か違う分野に進出してみよう」。ギャンブルとも言えますが、そのときは必死でした。あらたに取り組んだ残土処理事業は社員の頑張りもあり、軌道に乗りました。まさに土俵際の起死回生でした。会社はもとの活気を取り戻し、負債も順調に返済することができるようになりました。

 

その時点で私は自分の役割が終わったと感じるとともに、勘、気合、体力で切り抜けた会社経営を振り返り、もう一度会社経営というものを勉強しなおそうと考えました。経営に関する多くの書物を読み、講演会やセミナーにも参加しました。そのうちに実際に他の企業の経営を支援する仕事につきたいと思うようになりました。

 

 偶然にもガリバーインターナショナルで加盟企業の支援をする人材を求めていることを知り入社しました。ガリバーでは希望通りFC加盟企業の支援を行うコンサルティング部門に配属され、多くの企業を支援させていただきました。

 

中でも思い出深いのは東北のある企業の営業戦略を作成したときのことです。他の企業で成功した手法をそこでも用いたのですが、なぜか全くうまくいきませんでした。問題点を明確にするために現場の営業スタッフやマネージャーとともに連日夜遅くまで話し合いをしました。実際に私自身店頭に立ち、接客もしましたし、営業マンと同行営業もしました。現場に密着して調べた上でようやく出来あがった戦略はその企業に大きな売上増をもたらしたと同時に私にもう一度現場主義という言葉を思い出させてくれました。 現場感覚、現場で働くスタッフの気持ちを無視して作成した戦略は机上の空論になりがちです。

 

その後、現場感覚を掴むために私は希望して直営店の店長も経験させてもらいました。そこではそれまで培ってきた営業戦略や手法を実際に店舗で実践し、さらに改良を加えることで私の店舗は優良店に成長しました。 店長としてスタッフの管理指導をしていて感じたのは業績を上げるのは店長のリーダーシップや人間性も大事ですが、公平性が高く、だれもが納得できる評価基準、一言で言えば「頑張った人が報われる給与、待遇」が必要だということでした。 そこで私は直営本部で、200店舗を超える直営店の人事評価基準の策定を担当させていただきました。また、加盟店企業コンサルティングと直営店店長として培ったノウハウをまとめ営業力向上のための研修を企画し開催いたしました。それらの経験を生かして新規出店戦略にも携わることができました。いろいろな経験をしましたが、仕事を通じてさまざまな方々といい出会いがありました。

 

 自分にとって企業支援は天職だと思い、2004年にかつて営業最前線で苦労を共にし、一緒に研修を作りこんだ仲間と当社を立ち上げました。 クライアント第一主義を掲げて我々の持つノウハウ、経験、技術を多くの企業でお役に立てていただいて、共に発展したいと思っております。 また設立以来、多くの企業様にご協力を頂いております。

 

今後も取引先の企業と共存共栄をモットーに歩んでゆく所存です。

 

 

井出和臣